商品説明
神話の里、宮崎県高千穂町の有機JAS規格の自社農場で育った蕎麦の実を、贅沢に十割の乾麺にしました。15年以上自社で丁寧に繋ぎ続けた高千穂の「在来種」を、グルテンフリーの十割蕎麦に仕上げています。 お誕生日や年越し、母の日・父の日のプレゼントや、贈りものとしても大変喜ばれています。
商品概要 | |
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品名 | 干しそば |
原材料名 | そば粉(宮崎県高千穂町産) |
内容量 | 200g(約2人前)×4個(800g) |
賞味期限 | 製造より2年間 |
保存方法 | 高温・多湿を避けて保管してください。開封後は、お早めに召し上がりください。 |
販売者 |
おたに家株式会社 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井5138ー1 Tel:0982ー73ー2228 |
製造者 |
山本食品株式会社 長野県長野市大字大豆島字桶掛け3893-11 Tel:026ー222ー3350 |
有機栽培で繋ぎ続ける「在来種」への情熱
おたに家の蕎麦畑は、標高800mを超える「五ケ所高原」だけで栽培されています。今まで春蕎麦や低地での栽培にも取り組みました。しかし長年の試行錯誤の過程から最も香りが優れ、気候や風土に適した「秋そば」だけを作り続けることを選びました。
特に、「高千穂在来種」と呼ばれる蕎麦を繋ぎ続けているのは世界でも「おたに家」だけだと自負しております。
天孫降臨の郷、「高千穂」の選りすぐりの有機栽培。
「ホンモノ」の味が、一人でも多くの方に届けば、これ以上ない幸せです。
「高千穂の蕎麦」の伝道師として
宮崎県高千穂町の有機栽培・高千穂と椎葉の2種の在来種を15年以上自社農場で育てる蕎麦農家「おたに家」は、アットホームな雰囲気の蕎麦屋も営みます。地元で採れた安心・安全な食材を使った美味しい郷土料理や、様々な地元特産品もあります。宮崎県の蕎麦屋ではGoogleのクチコミランキングでも常に上位のお店の、売り切れ御免の蕎麦屋です。
生産者よりご挨拶
おたに家株式会社は2008年の創業以来“食べることは創ることから”をモットーに、厳しくも大きくて深い中山間地域、「高千穂」の山の中で農業を行ってきました。創業当時、日本の食料自給率は、カロリーベースで40%でした。“50%に向上させよう!”が国のうたい文句でしたが、現在は38%(2019年)、あの頃の勢いはもうありません。
これからの日本の食糧事情はどうなっていくのでしょうか。“身土不二”「身」つまり今までの行為の結果と、「土」身がよりどころにしている環境、は切り離せません。私たちは今の環境を受け入れ、風の吹くまま、雲の流れるまま土を耕し、肥やしを蒔き、種を播いて黙々と農業を続けていきます。
おたに家の農地は高千穂町内に散在する耕作断念地("放棄"ではありません)を借り受けて、無農薬、無化学肥料を基本に農業を営んでいます。 当初から、ただ生産するだけでは生業(なりわい)を維持できないと、飲食店(蕎麦店)の経営や加工品の開発・製造等を行ってきました。 私たちは持続可能な地域社会の一助となるべく、これからも泥臭く。マチの食文化の柱石となり、ムラの地主様とその歴史に恥じぬよう生産活動を続けてまいります。
おたに家株式会社 代表取締役 今村 康薦

1.有機とは
有機農産物とは自然に由来した作物作りにて生産された作物になります。 さらに細かく言うと「2年以上農薬・化学肥料不使用の畑にて栽培され栽培期間中も農薬・化学肥料を使用せず、かつ認証機関による「“有機JAS認証”を受けた農産物」になります。また有機加工品は水を除く原料の9割以上に上記の有機農産物を使用した加工品です。 現在の日本においてどの位この有機農産物を栽培しているかと、日本全体の耕地面積の約0.22%しか有機農産物を栽培していないのです。
※令和年6月1日現在。資料:農林水産省HP「国内における有機JASほ場の面積の推移」

(出典:JAタウン様ホームページより https://www.ja-town.com/shop/f/f0)
2.なぜ有機農産物はこんなに少ないの?(費用編)
なぜこんなに少ないかというと有機で農作物を生産するのは費用、リスクが大きいからです。まず費用についてですが、有機JASは毎年1回審査があります。審査の費用は畑の面積によって変わるのですが、料金システムがカラオケのような加算式となっています。
・申請5枚まで一律5000円、以後1枚につき1000円加算
・圃場面積50aまで一律30000円、50aを超える分〜200a以下は10a毎に1000円加算、200aを超える分は10a毎n1500円加算
以上が畑に関しての料金でこれに調査時間、審査員の交通費が加算されます。 このような料金を毎年1回払い認定を維持するのでお金の面でも大変なのです。

(出典:国産有機農産物等バリューチェーン構築推進事業 事務局様 https://organic-btoc.com/about_jas/index.html)
3.なぜ有機農産物はこんなに少ないの?(手間編)
続けてもちろん手間もかかります。ここでいう手間は畑作業の手間、管理記録の手間の2つがあります。畑作業では農薬・化学肥料を使用できないので雑草がたくさん生えます。
畑の周り1m以内も除草剤が使えないので特に夏の時期は畑の中の草を処理し、周りの草を切ります。これの繰り返しです。有機農業の作業では除草作業が一番大変で地味な作業です。しかし、地味で大変な作業をきちんとしないと作物が取れないので頑張って作業します。
管理記録の面では毎年1回の審査の際に前年の畑の記録を提出します。どんな内容かというと「何月何日に何の機械を使い何をしたか」という記録です。これだけ聞くと大変じゃないように見えますが、いま現在我が社では約40枚、600aの畑を有機管理しています。つまりこの40枚の畑の記録を毎年1回はまとめています。ものすごく時間がかかり頭の体力を消費します。
このように管理手間がすごくかかる理由も日本で有機農業が広がらない原因の一つとも言えます。

4.大変なのに有機栽培を行う理由
ここまで大変で手間のかかる有機栽培を行う理由は、「お客様に安心安全な食材を届ける為」です。 残留農薬による事故や食の安全がささやかれる現代において、農業生産法人として何をすべきか、安価な物を届けるのも大事だと思いますが、やはり安全第一だと私達「おたに家」は考えます。これからも高千穂より有機栽培で、味もパワーも確かな農産物を栽培し、お客様へお届けしますので、どうぞよろしくお願いします。
※こちらの商品は有機JASの「農地認証」を受けて栽培された原材料(蕎麦)を使用しております。
「加工所」の有機JAS認証に関しましては、包装・加工等の委託先も含めまして現在取得中です。※