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皆さん、「有機JAS」という言葉を耳にしたことはございますか?

先日の朝のラジオで有機JASについての話題が出ておりました。

農産物や農産加工品で使用される言葉なのですが、日本では有機農産物、有機加工品はあまり広がっておりません。

今回はそんな「有機JAS」について紹介をしたいと思います。

 

・目次

  • 有機とは

  • なぜ有機農産物はこんなに少ないの?(費用編)

  • なぜ有機農産物はこんなに少ないの?(手間編)

  • 大変なのに有機栽培を行う理由

 

1.有機とは

有機農産物とは自然に由来した作物作りにて生産された作物になります。

さらに細かく言うと「2年以上農薬・化学肥料不使用の畑にて栽培され栽培期間中も農薬・化学肥料を使用せず、かつ認証機関による「“有機JAS認証”を受けた農産物」になります。

また有機加工品は水を除く原料の9割以上に上記の有機農産物を使用した加工品です。

現在の日本においてどの位この有機農産物を栽培しているかと、日本全体の耕地面積の約0.22%しか有機農産物を栽培していないのです。

※資料:【令和5年】農林水産省HP「国内における有機JASほ場の面積の推移」

国内における有機JASほ場の面積の推移 (令和5年8月掲載)

2.なぜ有機農産物はこんなに少ないの?(費用編)

なぜこんなに少ないかというと有機で農作物を生産するのは費用、リスクが大きいからです。まず費用についてですが、有機JASは毎年1回審査があります。審査の費用は畑の面積によって変わるのですが、料金システムがカラオケのような加算式となっています。

・申請5枚まで一律5000円、以後1枚につき1000円加算

・圃場面積50aまで一律30000円、50aを超える分~200a以下は10a毎に1000円加算、200aを超える分は10a毎n1500円加算

以上が畑に関しての料金でこれに調査時間、審査員の交通費が加算されます。

このような料金を毎年1回払い認定を維持するのでお金の面でも大変なのです。

ブロックチェーンでオープン化する有機農作物の認証マーケット

 

3.なぜ有機農産物はこんなに少ないの?(手間編)

続けてもちろん手間もかかります。ここでいう手間は畑作業の手間、管理記録の手間の2つがあります。

畑作業では農薬・化学肥料を使用できないので雑草がたくさん生えます。畑の周り1m以内も除草剤が使えないので特に夏の時期は畑の中の草を処理し、周りの草を切ります。これの繰り返しです。有機農業の作業では除草作業が一番大変で地味な作業です。しかし、地味で大変な作業をきちんとしないと作物が取れないので頑張って作業します。

管理記録の面では毎年1回の審査の際に前年の畑の記録を提出します。どんな内容かというと「何月何日に何の機械を使い何をしたか」という記録です。これだけ聞くと大変じゃないように見えますが、いま現在我が社では約40枚、600aの畑を有機管理しています。つまりこの40枚の畑の記録を毎年1回はまとめています。ものすごく時間がかかり頭の体力を消費します。

このように管理手間がすごくかかる理由も日本で有機農業が広がらない原因の一つとも言えます。

あそ有機農園:有機JASについて

 

4.大変なのに有機栽培を行う理由

ここまで大変で手間のかかる有機栽培を行う理由は、「お客様に安心安全な食材を届ける為」です。

残留農薬による事故や食の安全がささやかれる現代において農業生産法人として何をすべきか、安価な物を届けるのも大事だと思いますが、やはり安全第一だと私達は考えます。

これからも有機栽培で農産物を栽培し、心を込めてお客様へお届けしますので、どうぞよろしくお願い致します。

オーガニックとは?目的から課題、認証基準や対象商品までを解説

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